LOVEPAIN⑥
「成瀬さん、私が篤と付き合ってるって知って、
やっぱり驚きました?」
「いや」
即座に否定されて、なんで?って思う。
私的に、篤と私って凄い無さそうに感じるから。
「なんとなく、篤とお前が付き合うような気がしてたから」
「成瀬さんは、私が前から篤の事を好きなの気付いてたんですか?」
ナツキのように、
私が自分でも気付かないうちから篤を好きだった事に、
成瀬も知っていたのだろうか?
「いや。お前はずっと俺の事好きだっただろ?」
「はい」
やっぱり、私の気持ちは本人にもバレバレ。
「篤がお前の事好きなのはけっこう前から気付いてたけど」
「そうなんですか?
篤はいつから私の事を?
本人に訊いても、教えてくれないんですよ」
その辺りの質問には、篤は絶対に答えてくれない。
しつこく訊き過ぎて、篤を怒らせてしまったり。
「篤も、初めっから好きだったのかもな」
篤も、のその、も、って言葉が気になるけど、
それは訊かないでおこう。
初めから、か。
成瀬と違い、篤は全くそんな風に見えなかったけどな。
顔を合わす度に、いつも篤は私にキレてたし。
嫌よ嫌よも好きのうち、ってやつなのか。
「俺がお前に余計な事しなければ、
もっと早くに、篤とお前は付き合ってたと思う。
お前らは、自然と惹かれ合ったんじゃないか」
そう言われて考えてみるけど、
それは分からないな。
やっぱり驚きました?」
「いや」
即座に否定されて、なんで?って思う。
私的に、篤と私って凄い無さそうに感じるから。
「なんとなく、篤とお前が付き合うような気がしてたから」
「成瀬さんは、私が前から篤の事を好きなの気付いてたんですか?」
ナツキのように、
私が自分でも気付かないうちから篤を好きだった事に、
成瀬も知っていたのだろうか?
「いや。お前はずっと俺の事好きだっただろ?」
「はい」
やっぱり、私の気持ちは本人にもバレバレ。
「篤がお前の事好きなのはけっこう前から気付いてたけど」
「そうなんですか?
篤はいつから私の事を?
本人に訊いても、教えてくれないんですよ」
その辺りの質問には、篤は絶対に答えてくれない。
しつこく訊き過ぎて、篤を怒らせてしまったり。
「篤も、初めっから好きだったのかもな」
篤も、のその、も、って言葉が気になるけど、
それは訊かないでおこう。
初めから、か。
成瀬と違い、篤は全くそんな風に見えなかったけどな。
顔を合わす度に、いつも篤は私にキレてたし。
嫌よ嫌よも好きのうち、ってやつなのか。
「俺がお前に余計な事しなければ、
もっと早くに、篤とお前は付き合ってたと思う。
お前らは、自然と惹かれ合ったんじゃないか」
そう言われて考えてみるけど、
それは分からないな。