LOVEPAIN⑥
私はずっとナツキに言われていたように、
一度、病院に行く事に決めた
今回の事で、
また過呼吸が起きたらどうしようと、
怖くて仕方なくなってしまったから
部屋へ帰ると、
ナツキに電話をして病院に行く事を伝えた
『そ、分かった』
電話に出た瞬間、
なに?って少し不機嫌だったナツキ
数時間前に、
喧嘩したばかりだったからか
だけど、今、
私が病院に行くと伝えてから、
安心したようにその声は穏やかで
「ナツキ、いつも心配かけてごめんね」
『なに?どうしたの?』
「ううん」
『あっそ』
いつものようにナツキが笑っているのが、
電話越しでも分かる
電話を切った後、
ナツキからすぐにメールが送られて来た
そのメールには、
紹介して貰う病院名と電話番号が書かれていた