魔法の世界の風と月
「わかった。わかったよ!あと30分ね?
わかったから引っ張んないで?」
「ごめんごめん。
あっちにもっと大きな公園があるんだ!
そこ行こ!!」
「あったっけ?」
「知らないの?とーっても広いんだよ!!」
「ふぅん…いいよ」
2人はパタパタと木の多い方へ駆けていき
木の影に消えていった。
その様子を、2人が駆けていった方と逆の木の影から
1人の少年が見ていた。
闇のように真っ黒な髪と、夜空を写したかのような紺の瞳を持つ少年が。
わかったから引っ張んないで?」
「ごめんごめん。
あっちにもっと大きな公園があるんだ!
そこ行こ!!」
「あったっけ?」
「知らないの?とーっても広いんだよ!!」
「ふぅん…いいよ」
2人はパタパタと木の多い方へ駆けていき
木の影に消えていった。
その様子を、2人が駆けていった方と逆の木の影から
1人の少年が見ていた。
闇のように真っ黒な髪と、夜空を写したかのような紺の瞳を持つ少年が。