殺人感染2
そんな思いをこめた。


文隆は私の気持ちを汲み取ってくれて、動けなくなった生徒たちにナイフを突き立てた。


1人、2人、3人、4人。


教室内はあっという間に阿鼻叫喚に包まれた。


こんな地獄絵図今まで見たことがない。


朝起きたときに感じた嫌な予感は的中した。


でも……文隆は笑っていた。


だから、それでよかった。


これで、正解だった。
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