Re:START! ~君のバンドに、入ります~
「うーちゃんのおうたはげんきがでる!」と、いつも言ってくれる奏太を思い出す。
そして、自分が今まで何度も何度も、STAR STARTを始めとしたアーティストたちの歌に、元気をもらったことも。
「やっぱり俺たちの目に、狂いはなかったな」
律くんが私をじっと見て、不敵そうに言った。
その顔を見た瞬間、一切の迷いは消え失せた。
――私の歌を、元気の源にしてくれた人がいるなら。
「あのね、ライブとか、大それたことはやっぱりまだちょっと考えられないけど……」
恐る恐る私は口を開く。
律くんも響斗くんも、黙って私の言葉を聞いてくれているようだった。
「私……やってみる。ふたりと一緒に、バンド……やってみたい!」
言葉の最後の方は、決意を込めるようにはっきりと言った。
――すると。
「おう! これからよろしくなっ!」
「早速今日から練習だね」
ふたりは満面の笑みで笑ってそう言った。
とても嬉しそうに。
「うんっ!」
私も嬉しさがこみ上げてきて、弾んだ声を上げる。
――こうして私、初音詩乃は。
二代目ボーカルとして、STAR STARTに加入することになったんだ。
そして、自分が今まで何度も何度も、STAR STARTを始めとしたアーティストたちの歌に、元気をもらったことも。
「やっぱり俺たちの目に、狂いはなかったな」
律くんが私をじっと見て、不敵そうに言った。
その顔を見た瞬間、一切の迷いは消え失せた。
――私の歌を、元気の源にしてくれた人がいるなら。
「あのね、ライブとか、大それたことはやっぱりまだちょっと考えられないけど……」
恐る恐る私は口を開く。
律くんも響斗くんも、黙って私の言葉を聞いてくれているようだった。
「私……やってみる。ふたりと一緒に、バンド……やってみたい!」
言葉の最後の方は、決意を込めるようにはっきりと言った。
――すると。
「おう! これからよろしくなっ!」
「早速今日から練習だね」
ふたりは満面の笑みで笑ってそう言った。
とても嬉しそうに。
「うんっ!」
私も嬉しさがこみ上げてきて、弾んだ声を上げる。
――こうして私、初音詩乃は。
二代目ボーカルとして、STAR STARTに加入することになったんだ。