Re:START! ~君のバンドに、入ります~
「あはは……。そうかなあ。でも、別に元気だから大丈夫だよ」
「そう? でも最近忙しそうだよねー。全然遊んでくれないんだもん」
沙菜ちんが口をとがらせて、冗談っぽく言う。
そう、最近は毎日練習があるから、放課後誰かと遊ぶことは無かった。
それまではよく、沙菜ちんや美香ちゃんと一緒に遊んでいたんだけど。
「あ、ご、ごめんね。いろいろ家の用事とか、習い事とかが重なっちゃって……」
適当に言い訳をして誤魔化そうとする私。
実は、律くんや響斗くんとバンドをやっていることを、友達には誰も言っていない。
別に沙菜ちんや美香ちゃんに知られるのは構わないけれど、問題は姫奈ちゃんだ。
姫奈ちゃんは、どうやら律くんが好きみたいで。
私が律くんとちょっと話しただけで、牽制してくるくらいに。
だからもし、一緒にバンドをやっていて放課後毎日練習してるなんて姫奈ちゃんが知ったら、確実に意地悪されてしまう。
というわけで、なるべく他の人には内緒にすることにしたんだ。
「そう? でも最近忙しそうだよねー。全然遊んでくれないんだもん」
沙菜ちんが口をとがらせて、冗談っぽく言う。
そう、最近は毎日練習があるから、放課後誰かと遊ぶことは無かった。
それまではよく、沙菜ちんや美香ちゃんと一緒に遊んでいたんだけど。
「あ、ご、ごめんね。いろいろ家の用事とか、習い事とかが重なっちゃって……」
適当に言い訳をして誤魔化そうとする私。
実は、律くんや響斗くんとバンドをやっていることを、友達には誰も言っていない。
別に沙菜ちんや美香ちゃんに知られるのは構わないけれど、問題は姫奈ちゃんだ。
姫奈ちゃんは、どうやら律くんが好きみたいで。
私が律くんとちょっと話しただけで、牽制してくるくらいに。
だからもし、一緒にバンドをやっていて放課後毎日練習してるなんて姫奈ちゃんが知ったら、確実に意地悪されてしまう。
というわけで、なるべく他の人には内緒にすることにしたんだ。