Re:START! ~君のバンドに、入ります~
そのトラウマの原因である姫奈ちゃんから、ふたりが私を守ってくれて。
きっと私は、何も恐れずに歌うことができるようになったんだ。
「これならライブの時に、録音した歌を自信をもって流せそうだよ!」
思うように歌えるようになった私も、嬉しくなって言う。
「そうだね。そろそろ録音してみてもよさそうだ」
頷きながら響斗くんがそう言うと、律くんがニヤっと笑う。
「これならライブで生歌もいけそうだけどなあ。……無理かな?」
「えっ……! ごごごごめん! それはまだ、ちょっと……」
物欲しそうに言う律くんの言葉を、私は首をぶんぶんと横に振って否定する。
いきなり大勢の人の前で歌えるほどの勇気は、さすがにまだないよ……。
「あー、そっかー。だよなー」
苦笑を浮かべて納得してくれた様子の律くん。
だけどどこか、残念そうだ。
やっぱりボーカルもちゃんといるライブをやりたいんだろうな……。
申し訳ない気持ちになってけれど、今のままの私が生歌なんて歌ったら、緊張してライブをめちゃくちゃにしてしまうことが目に見えている。
きっと私は、何も恐れずに歌うことができるようになったんだ。
「これならライブの時に、録音した歌を自信をもって流せそうだよ!」
思うように歌えるようになった私も、嬉しくなって言う。
「そうだね。そろそろ録音してみてもよさそうだ」
頷きながら響斗くんがそう言うと、律くんがニヤっと笑う。
「これならライブで生歌もいけそうだけどなあ。……無理かな?」
「えっ……! ごごごごめん! それはまだ、ちょっと……」
物欲しそうに言う律くんの言葉を、私は首をぶんぶんと横に振って否定する。
いきなり大勢の人の前で歌えるほどの勇気は、さすがにまだないよ……。
「あー、そっかー。だよなー」
苦笑を浮かべて納得してくれた様子の律くん。
だけどどこか、残念そうだ。
やっぱりボーカルもちゃんといるライブをやりたいんだろうな……。
申し訳ない気持ちになってけれど、今のままの私が生歌なんて歌ったら、緊張してライブをめちゃくちゃにしてしまうことが目に見えている。