君の光と私の輝き。
「あ、うん。」

距離の縮めかたが上手い。まるで紬のようだ。

「にしてもさっきはほんとにごめんね。結構痛かったよね?怪我してない?」

「い、いや。怪我なんてしてないから大丈夫だよ。」

「ねー小桜さーずっと下向いてるよね?どうした?あ!もしかして俺が嫌い?うざいって思ってる?」

1人で慌てて、見るからに戸惑っているのがわかる。

「加瀬くんが嫌いって訳じゃなくて、男子がちょっと嫌いっていうか、苦手っていうか
話すのが怖いんだよね。」

「あ、そうなんだ。ごめんね。無理やり話しかけちゃって」
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