君の光と私の輝き。
「まあ、でももし好きになったら、私に報告してよ。なんでも相談乗るよ!」

ほんとに頼りになるなー!

「ありがとうございます!紬様!」

そして2人で笑いながら今までとは違う帰り道を帰った。

家に着くと今日の余韻に浸りたくて、ベッドに飛び込んだ。加瀬くんと話したことの一つ一つを鮮明に覚えている。
カバンからスマホを取り出し、加瀬くんにメールを送った。

▹加瀬くん今日はありがとう!
これからもよろしく

▹こちらこそよろしく!

たった2つの文を送るだけなのにとても緊張した。明日が楽しみだなーという気持ちと同時に眠気が襲ってきた。だんだんまぶたが重くなっていき、耐えられなくなった途端、深い眠りについた。



次の日から高校生活が本格的に始まった。
朝、教室に入り席に座る。
キーンコーンカーンコーンという音のチャイムが鳴り、先生が教室に入ってくる。
あれ?今日加瀬くん休みなのかな?
すると扉を勢いよく開ける音がした。

ガラガラッッ、、、

「セーフかな?セーフだよねー?」
「いやアウトだよー笑 加瀬ーー笑」

加瀬くんが教室に飛び込んできた。
笑顔でそう言う加瀬くんに友達たちがツッコミを入れる。

「加瀬ー、今日はみのがしてやるが、明日からはダメだからなー」
思わず先生もメガネをキランと光らせながら言った。

「すいませんー!気をつけます!」
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