君の光と私の輝き。
その光景に思わずびっくりしてしまい、ポカーンと口を開けて3人を見た。

びっくりしたのは、ふざけないで見ていた男子も謝ってくれた事。

今まではそんな男子見たことがなかった。
中学時代、紬が強く言わなきゃ謝ってくれなかった男子とは全然ちがうなと思った。

だからと言って、男子嫌いが治った訳では無い。3人の男子と距離を取りながら

｢だ、だ、だいしょうぶです。」

と、紬に支えられながら立ち上がると

｢ほんっとうにごめんなさい」
と、眉を下げて申し訳なさそうに、その見ていた男子に言われた。

そこまで言わなくていいのにーと思う。

｢怪我してませんか？」

｢あ、はい。」

｢でも一応あとで痛くなったりしたら、俺に言ってください。あ、俺1年の加瀬 日向です。何組かはまだ分からないけど、、、」

ビー玉のような澄んだ目で私を見ている。
< 6 / 78 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop