俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
「えー! 凄いよ、みっちゃん。それで? 返事は? もちろんOKしたんでしょ?
だってみっちゃん、一之瀬くんのことかっこいいって言ってたし」
「あーいや、『罰ゲームですか?』って言って断ったよ。かっこいいっていうのは、テレビでアイドルを見るような感じというか。
だって一之瀬くんが私に告白なんて、どうせ遊びでしょう?」
「うそ!? そんなこと言ったの? "あの" 一之瀬くんだよ? せっかくの告白を引き受けないなんて、勿体ない〜」
出た! 七星の、やたらと強調して言う "あの " が。
「だって私、一之瀬くんの周りの女の子みたいに可愛くないし。王子様には、釣り合わないって」
女の子らしくて、可愛い七星ならまだしも。
「何ネガティブなこと言ってるの?
自覚ないのかもしれないけど、みっちゃんは可愛いよ?」
いやいや! こんな私を可愛いとか、どんな目をしているの七星。
「それに……告白をすぐに信じて、" あのとき " みたいに、また傷つきたくないしね」
「あ、そっか、そうだったね。ごめんね? みっちゃん」
「ううん……」