俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
そして、昼休み。
いつものように七星と机を向かい合わせにして座り、昼食のお弁当の包みを広げようとしたとき。
「あっ」
私は、お茶を持ってくるのを忘れたことに気づいた。
「七星。今日お茶持ってくるの忘れたから私、今から1階の自販機に買いに行ってくるね」
「うん。わかった、みっちゃん」
「……なぁ、美月。自販機まで行くのか?
なんなら俺も一緒に行こうか?」
「えー? これくらい、1人でいけるよ。お茶買いに行くだけだから、すぐだって。ありがとう。じゃあね」
私は1人教室を出て、1階の自販機へと向かった。