俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
今まで、過去のトラウマが邪魔をして。
中学の頃みたいに傷つくのが怖くて。
太陽のように明るい朝陽くんが、暗い私に告白してくるわけがない。
罰ゲーム、遊びでしかない。そう決めつけていた。
必要以上に朝陽くんのことを、疑ってしまっていたかもしれない。
ずっと、朝陽くんは私に好きだと伝えてくれていたのに……。
それを私は、最近になるまでなかなか受け入れられなくて。
朝陽くんの私への想いまで、否定してしまっていたよね。ごめんなさい、朝陽くん。
彼に距離を置かれるようになって、自分の気持ちを確信するなんて。
「私は朝陽くんが、好き……」
自分の想いを改めて自覚した途端、ぼたぼたっと大粒の涙がこぼれた。
「……美月ちゃん!!」