俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
「なぁ、朝陽。そんな無理せずいい加減、古賀ちゃんと今まで通りに話したら?」
「は? いや、これは俺のペナルティのようなものだから。まだダメだ」
「そんなペナルティとか、いつまでも訳の分からないこと言ってないで。最近のお前、ずっと苦しそうじゃん」
「え?」
「ずっとどこか上の空だし。しょっちゅうため息ついて。目の下のクマも、日に日に濃くなってる。古賀ちゃんと満足に関われてなくて、もうそろそろ限界なんじゃないの? 俺、そんな朝陽もう見てらんねぇわ」
己の酷い顔を少しでも隠そうと、俺は毎日ずっとマスクをしていたけど……。
真宙には、全てお見通しだったってわけか。