俺が好きなのは、ずっとお前だけ。
「あ! おはよー、みっちゃん!」
校門を通り過ぎ、昇降口のところで七星とばったり会った。
「久しぶり〜」
七星は人懐っこい笑顔を見せながら、ギューッと私にハグしてくる。
「久しぶりって、何日か前に一緒に映画行ったでしょ?」
「え〜。だって、みっちゃんに会えて嬉しかったから」
七星のこういうところ……ほんと、可愛い。
「ねぇ、みっちゃん。早くアレ、見に行こうよ」
「そうだね」
私は七星と一緒に、クラス表が貼りだされている掲示板へと向かう。