光と闇の伝説 <巻の壱 リヒト編>
第一章
始まり
僕は、
ある国のオレンジ色のレンガの家に両親と一緒に暮らしていた。
でも、それは過ぎ去った事だ。
僕のパパとママは、
誰なのかは分からないけれど、
誰かに殺された。
殺人ってやつだ。
悲しかったよ。
二週間、泣き続けた。
でも今は平気。
ローザンっていう僕より一つ年上の幼馴染みと一緒に暮らしてるから。
ローザンは、とっても優しい。
僕はローザンが大好きだ。
ローザンが好きだと、
ローザンが幼馴染みだと言うことは、
僕の自慢でもある。
そう、僕はローザンが大好きなんだ。