光と闇の伝説 <巻の壱 リヒト編>

CN


屋敷の中に入った。

中は見た目よりは…

汚い、かな?(失礼!)

床には、沢山の紙類が散らばっていた。

それに少しアルコールの匂いがきつい。

一人暮らしなのか…?

僕は屋敷をぐるっと見回した後、一歩進んでカーペットの先端まできた。

これ以上無断で行くと、さすがにいけない気がして、先に進めなかった。

「すみませーん…」

小さな声で言ってみた。

 …――シーン――…


辺りは静まりかえっている。


< 32 / 40 >

この作品をシェア

pagetop