光と闇の伝説 <巻の壱 リヒト編>
CN
屋敷の中に入った。
中は見た目よりは…
汚い、かな?(失礼!)
床には、沢山の紙類が散らばっていた。
それに少しアルコールの匂いがきつい。
一人暮らしなのか…?
僕は屋敷をぐるっと見回した後、一歩進んでカーペットの先端まできた。
これ以上無断で行くと、さすがにいけない気がして、先に進めなかった。
「すみませーん…」
小さな声で言ってみた。
…――シーン――…
辺りは静まりかえっている。