諦 念

神戸では、係長として
向かえ入れられた。

ふた月を過ぎた頃
支店長と営業部長に呼ばれた。

なぜか、急に
栞那との経緯を訊かれた。

支店長は、かなり機嫌悪く
話しづらい状態だったが
俺は、大体の経緯を話した。

すると、部長から
「どれも、全て君の憶測から来たものだね。
本質を見極めてないんだろ？」
と、言われて
黙るしかなかった。
「なに？使えるやつじゃなかったの？
君は、営業する時
確認もせずに話を進めたり
憶測で物を言うの？
良くそれで、営業できていたね？」
と、言われて
「申し訳ありません。」
と、頭を下げると
「君が頭を下げるのは
私や部長ではないだろ？
本社の専務が動いているから
こんないい加減な回答は
許されないよ。
専務に報告してからの話しになるから
自宅待機してなさい。」
と、言われて
再び、
「申し訳ありません。」
と、頭を下げて会議室からでた。

中から
「専務に目を付けられるなんて。
まったく、話しにならない。」
と言う、支店長の愚痴が聞こえた。

憶測？本質？
そう、俺は真澄の話を信じ
それに···栞那から······
別れを告げられる事を恐れて
栞那を避け続けた。

「好きな人ができたなら
自分に飽きたなら
言って欲しい。」
と、栞那は言っていた。

だが、俺はそれさえも
無視した。

マンションに戻ると
（このマンションも会社が用意
してくれたものだ。）
真澄が
「早くない？」
と、言って迎えてくれた。
真澄は、間もなく安定期に入る

そんな真澄の腕を引いて
えっ、なに？どうしたの？
と、騒ぐ真澄をベッドにトンと
倒して部屋着のワンピースを上げ
下着を少し下げ、いきなり入れる
「いたいっ、痛いから」
と、背中や腕を叩いてくるが
両腕を押さえて有無を言わせない。

訳のわからない不安を払拭するように
身体を繋げる
真澄は、意識を飛ばしている
その間にお湯を沸かし
食事を一人で取り
真澄を抱き上げて
湯船に浸かりながら
また、真澄の中に入る
下から突き上げていると
真澄が目を覚まし
びっくりしながら
「·····んんっ·····ん」
「うっ·····っぅ······」
だが、身体を拭きながら
また、繋げると
「··どう···したのっ····いゃっ···んんっ···」
「はぁっ···ぁぁ·····」
服を着ようとする真澄を寝室に
連れていき、また、抱き潰し
そのまま眠りにつく

目が覚めたときは昼で
真澄が奇声を上げたから
「うるさい、問題ないから。」
と、言って
自分の上に乗せて
また、繋ぐ
真澄は、なぜ？とか、休み？とか
騒いでいたが
何度目かには、
また真澄の意識は飛んでいた。

俺は、だらだらしながら
ビール飲んだり
寝てる真澄の身体で遊んだり
していた。