諦 念

翌日に部長から連絡があり
明日の金曜日の10時に社の会議室に
出向くように言われた。

「なぁ、真澄。
俺は、間違ってないよな。」
と、言う俺に真澄は
「ん?なんの話し?」
と、言い返すから
「いや、いいんだ。」
と、言うと二人で朝食を取り
俺達は、ゆっくり過ごした。

本当は······
自分が間違っているのでは
ないか、と
ずっと思っていた。

だが····真澄から見せられた写真に
憤り····悲しみ····諦め·····
絶望·····

あまりにも
栞那と十川さんが似合い過ぎていて
俺が入る隙間なんて····ない
そんな風に見えた
そんな風に感じた



だが····

 それは······

   全て····間違い·····
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