きっと100年先も残る恋
長い入浴を終えると、備え付けのバスローブに身を包んでベッドの上に座る。

ルームサービスで意外と美味しいパスタとサンドイッチを取ると、いつもみたいにテレビを見ながら寛ぐ。

雄介は静かに目を瞑ってる。
多分就寝ではないと思う。

明日はそれぞれ用事があるから、すぐ帰らないといけない。

今度またデートできるのはいつなんだろう。

そう思ってるうちに、いつのまにか私も雄介の隣で寝ていた。

その日、正確に言えば次の日、夜中2時になぜか目を覚ました雄介が、寝てた私に手を出してきて2度目のエッチをした。

その時はいつも通りのごくごく普通のやつで、それだけしてまた寝た。
私も寝ぼけてて、正直ほとんど覚えていない。

朝が来たら、お互い涼しい顔してまたベンツに乗っていつもの街に戻る。
また非日常的な日常が戻ってくることに、ちょっと寂しさを覚えた。
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