きっと100年先も残る恋
長男・高松雄介は、父親である脚本家の高松大介に引き取られていた。

そんな高松雄介が去年、オーディションを経て鮮烈モデルデビュー。

唯一無二を思わせるその存在感から目が離せない。

そんな文章で締め括られていた。

心がすんと重くなる。

なぜだろう。
知りたくなかった、というか見なくていい側面を見てしまった。

バーベキューの時も、カフェで会った時も、彼は至って普通の学生だったから。

私はすぐにそのウィンドウを閉じる。

私は、次会ったとしても、普通の学生をやってる高松雄介だけを見ようと決めた。

私は普通の恋がしたい。
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