きっと100年先も残る恋
時間だけが過ぎていく。
すっかり日が暮れた。
どこで私はこの恋を諦めたらいいんだろう。
ぼんやりと泣き疲れたように放心状態の雄介と、呆れてしまった私。
別れ方ってどうするんだっけ。
思い返すと、私は振られたことがなかった。
いつもいつも振ってばかりだった。
好きな人に振られるって胸がペシャンコになる。
人生で初めての失恋。
「付き合わなければ良かったね」
雄介がやっと言った。
どれくらいの時間が経っただろう。
「バーベキューから全部、なければ良かった」
なんとなく、同じことを思う。
なんで私たちは未来も見ずに好きになってしまったんだろう。
「富士山もだし、牛乳も、パンも、柔軟剤も、何見ても思い出すくらいなら、全部・・・」
雄介がそこで言葉を飲む。
目が合った。
「いいよ、別れるよ」
何故か私の口からそんな言葉がポロリと出た。
今の私の精一杯の強がりとプライドだ。
社会の都合で清算される惨めさを雄介も味わえばいい。
「だから明日、この部屋出てって」
「分かった」
また真っすぐに目が合った。
悲しいけど、どうしようもなく好きな気持ちが胸から込み上げてくる。
「だから今日は好きなままでいよう」
私が言うと、雄介が私の腕を引いた。
2年半一緒に過ごした大きな胸に強く抱き寄せられる。
なんでこの人と離れないといけないんだろう。
すっかり日が暮れた。
どこで私はこの恋を諦めたらいいんだろう。
ぼんやりと泣き疲れたように放心状態の雄介と、呆れてしまった私。
別れ方ってどうするんだっけ。
思い返すと、私は振られたことがなかった。
いつもいつも振ってばかりだった。
好きな人に振られるって胸がペシャンコになる。
人生で初めての失恋。
「付き合わなければ良かったね」
雄介がやっと言った。
どれくらいの時間が経っただろう。
「バーベキューから全部、なければ良かった」
なんとなく、同じことを思う。
なんで私たちは未来も見ずに好きになってしまったんだろう。
「富士山もだし、牛乳も、パンも、柔軟剤も、何見ても思い出すくらいなら、全部・・・」
雄介がそこで言葉を飲む。
目が合った。
「いいよ、別れるよ」
何故か私の口からそんな言葉がポロリと出た。
今の私の精一杯の強がりとプライドだ。
社会の都合で清算される惨めさを雄介も味わえばいい。
「だから明日、この部屋出てって」
「分かった」
また真っすぐに目が合った。
悲しいけど、どうしようもなく好きな気持ちが胸から込み上げてくる。
「だから今日は好きなままでいよう」
私が言うと、雄介が私の腕を引いた。
2年半一緒に過ごした大きな胸に強く抱き寄せられる。
なんでこの人と離れないといけないんだろう。