夜が明けていく。
あれ・・・・・・
私、どうしたんだっけ?
ゆっくりと目を開き、横になったまま辺りを見回した。
頭がまだボーッとしていたからなのか、そこが見覚えのある部屋だと気付くのに少し時間が掛かった。
「華!?ああ、気が付いて良かった。気分はどうかな?」
「伯父さん・・・・・・ここは伯父さんの家だよね?」
「そうだよ。玄関前で倒れてしまったところを、うちの住人がここまで運んでくれたんだよ」
あれ?そういえば、あの時に“あの人”が居たような・・・・・・
私は伯父に支えられながら、ゆっくりと上半身を起こした。
「おっ、気が付いた?いきなり倒れるから、かなり焦ったよ」
視線を向けると、その先に居たのはやっぱり“あの人”だった。
「青山さん!?どうしてここに?」
「俺、ここの住人。あと、メンバーも全員」
「えっ!?メンバー全員、伯父さんの家に住んでるんですか?」
「うん、俺も驚いた。君が辰石さんの姪だったんだね。体調はどう?」
「はい、もう落ち着きました。ここまで運んでくれて、ありがとうございました」
私がお礼を伝えると、青山さんは「どういたしまして」とニッコリ微笑んだ。
少しの間、私たちのやり取りを見ていた伯父が、嬉しそうに口を開いた。
「先に空翔から知り合いだとは聞いていたけど、気が合いそうで安心したよ」
「うん、私も青山さんたちで良かった・・・・・・」
初対面の人たちとの生活に不安を感じていたけれど、住人がバンドのメンバーだと知って私は心底ホッとした。
私、どうしたんだっけ?
ゆっくりと目を開き、横になったまま辺りを見回した。
頭がまだボーッとしていたからなのか、そこが見覚えのある部屋だと気付くのに少し時間が掛かった。
「華!?ああ、気が付いて良かった。気分はどうかな?」
「伯父さん・・・・・・ここは伯父さんの家だよね?」
「そうだよ。玄関前で倒れてしまったところを、うちの住人がここまで運んでくれたんだよ」
あれ?そういえば、あの時に“あの人”が居たような・・・・・・
私は伯父に支えられながら、ゆっくりと上半身を起こした。
「おっ、気が付いた?いきなり倒れるから、かなり焦ったよ」
視線を向けると、その先に居たのはやっぱり“あの人”だった。
「青山さん!?どうしてここに?」
「俺、ここの住人。あと、メンバーも全員」
「えっ!?メンバー全員、伯父さんの家に住んでるんですか?」
「うん、俺も驚いた。君が辰石さんの姪だったんだね。体調はどう?」
「はい、もう落ち着きました。ここまで運んでくれて、ありがとうございました」
私がお礼を伝えると、青山さんは「どういたしまして」とニッコリ微笑んだ。
少しの間、私たちのやり取りを見ていた伯父が、嬉しそうに口を開いた。
「先に空翔から知り合いだとは聞いていたけど、気が合いそうで安心したよ」
「うん、私も青山さんたちで良かった・・・・・・」
初対面の人たちとの生活に不安を感じていたけれど、住人がバンドのメンバーだと知って私は心底ホッとした。