瞳のうらで
この学校はバレーボールの強豪校らしく、バレーボールの音がうるさいくらい体育館に響いていた。
しかし、あの”the女子”たちは、バレーボールの音に負けないくらいの声量で
「なんで一緒に床拭いてたの?」
「それで、畠元君はなんていってたの?」
「私の事なんか言ってた?」
などなど、まるで"質問の波”に飲まれてしまうんじゃないかってくらいの勢いでしてきた。
私の事。ではなく、話題は畠元君のことで持ち切りだった。モテる、、っていう域をもう超えてる、ほんとにアイドル的存在なんだな、、とわかった。