手が届くその距離に〜大好きな人〜
それから、数日は学校を休んだ

ご飯もお父さん、お母さん、僕…

いつも駿兄が和ませてたから

寂しかった…

僕は、、その時夢を決めたんだ

それが

今もなおやっている  医師だ。

お兄ちゃんみたいに怪我した人や病気で苦しんでいる人を治すって

中学に上がった俺は必死に勉強をして

高校は県1番の偏差値高に行った

がむしゃらになりながらも、駿兄のために勉強をした。

いつのまにか、駿兄の年齢を超えてね…

大学では、医学部に進学し

たくさんの医学の勉強や

特に濃かったのは研修医時代だった

たくさんの苦しんでる人を目にして、無力さに襲われたが、駿兄だったら、困ってる人はほっとけない性格だったから、俺も全力で目の前のことに取り組んだ

晴れて医師になり3年目の時に

交通事故に遭った意識不明の女性

それが美緒だった

兄と同じような光景で、、治療室のなかで兄はこうだったんだと

医師になって痛感した

俺は自我を取り戻し目の前の患者の処置にあたった

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