一緒に帰ろう。

今度は私が自然と口を開いていた。
「落ち込んでるの?大丈夫?」

「どうかな?君は行くところがないの?」


少し寂しそうな顔を見せ、言葉を続けた。

「一緒に帰ろうか。」


別に不審者でもないだろうし、悪い人でも無さそう。だけど知らない人にはついていけない。

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