巡り逢いて
「そういえば、陽菜の分もあるから食べなよ!」

彼の用意してくれた朝ごはんに目をやるといつも通り量が少ない。

「あのさ、」

「そういえば、体重減ってた?最近少しずつだけどやっと痩せて来たよね!」

私の言葉を遮るように話し続ける。

「体重は、2キロ減ってたよ。」

そう言うと彼はニコッと笑い

「良かった!早く俺の理想の体型になってね。あ、時間だからもう行くね!」

そう言うと彼は鞄を持って玄関に向かった。

つかさず、私も彼を玄関まで見送った。

「行ってくるね!鍵はまたポストに入れといて」

そう言うと私にキスをして、仕事に向かった。


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