空の色
生きてる意味
と、こんな感じで1年前から私の喘息の担当医は大輔になったのだけど、これが本当に最悪で、定期検診忘れたりしたらすぐ電話かかってくるし、、、同級生だからだって、私の家までくるし、私の逃げ場はほぼ無くなったのである。
そして、1年後の今、
大輔は私の隣に座っている…
大輔「手だせ。」
と小さな声でいい、私の手首で脈を図ろうとしていた。私はすぐに手を振り払って、
なみ「やめてよ。」
と小さな声で言った。
大輔「なんで、お前3日前の定期検診来なかったんだよ。心配したんだぞ。....って、お前…これ酒…飲んでるんじゃないよな?」
さっきよりもさらに怒った顔をして私に言ってきた。
まき「大輔、なみと何イチャイチャしてるのー?」
大輔「ん?なんでもないよ。みんな久々だね〜!!」
はぁ、、、まきが話しかけてきて助かったわと私は思った。
大輔「俺、今日車だから、烏龍茶2つお願いできる?」
しれっと、私の分の烏龍茶まで注文していた。
まき「はーい!頼んでおくー!」
なみ「ゴホッゴホッ、、、」
時折、変な咳をしている私を、目を細めながら大輔が見てくる。
さな「そうだ。さっきからなみが咳してるし、大輔、医者なんでしょー?なみの事見てあげてよ〜」
半分酔ってるさなが、笑いながらそんなことを買ってくる。
そんなこと言わなくても、大輔はすでに医者モードなんだよ…。って、思う私。
大輔「ははは。いいよいいよ!こっちおいでよ!なみ〜」
と、両手を広げて、ニコニコしながら呼ばれたが、、、
なみ「平気だってば!それよりさ〜、担任の山田先生何してるんかなー?」
すぐに話題を変える私。
その後も、何回か咳が止まらず、トイレに逃げ込んだりしてたら、同窓会が終わった。
居酒屋の前で、みんなバイバイ〜ってして、そのまま電車で帰るか、と思い歩き出すと、
急に腕を掴まれた。
大輔「おい。お前は俺が送って行くから」
みんな「おおお!!」
みんなから、なんか言われてた気がしたがそんなのはもう耳に入らなかった。
とぼとぼ駐車場まで、無言で歩いて行くと、そこには、医者が乗ってそうな、外車があった。
大輔「はい。乗って。」
少し怒った口調で言ってきた。
なみ「....」
私は無言で助手席に乗った。
大輔はエンジンをかけ、車を走らせた。
しばらく走ると…
なみ「ねえ、そっち私の家の方じゃ無いんだけども…ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
大輔「少し寄り道。」
そう言って、着いた先は、見覚えのある病院。
なみ「行かないから。」
大輔「同窓会行きたかったから、体調悪くても定期検診サボったんだろ。そんくらいお見通しだ。」
なみ「違うもん…」
聞こえるか聞こえないかくらいの声でボソッといった。
大輔「いいから、早く降りて。」
大輔が助手席のドアを開けると、私は何も言わずに車から飛び出て走り出した。
久々に走る風が気持ちよかったが、そう長くは続かなかった。
なみ「はぁはぁ…。ゴホッゴホッ…ゴホッゴホッ..........ここまでか。。。」
楽しかったな…私の人生。最後にみんなに会いたくて、最後の力振り絞って行ったら、みんなと別れたくなくなっちゃったよ…
もう少し、、、生きていたかったな…
なんて思っていたら、目の前が真っ白になった。
大輔「はぁ、はぁ、はぁ、、、、あいつどこ行ったんだよ。。。あ!!
薬どこだよ。え、、、、こいつ、薬持ってきてないのか?」
息を切らして走ってきた大輔がなみを見つけ薬を探すが薬は見つからなかった。
病院から、そう遠くないため、なみ抱えて病院まで運んだ。
大輔「急患だ。喘息発作で意識はない。心臓病もある!挿管するか。瀬野先生にも連絡して!」
テキパキと、治療が始まり、なみの足、腕に点滴を入れる。
そして、1年後の今、
大輔は私の隣に座っている…
大輔「手だせ。」
と小さな声でいい、私の手首で脈を図ろうとしていた。私はすぐに手を振り払って、
なみ「やめてよ。」
と小さな声で言った。
大輔「なんで、お前3日前の定期検診来なかったんだよ。心配したんだぞ。....って、お前…これ酒…飲んでるんじゃないよな?」
さっきよりもさらに怒った顔をして私に言ってきた。
まき「大輔、なみと何イチャイチャしてるのー?」
大輔「ん?なんでもないよ。みんな久々だね〜!!」
はぁ、、、まきが話しかけてきて助かったわと私は思った。
大輔「俺、今日車だから、烏龍茶2つお願いできる?」
しれっと、私の分の烏龍茶まで注文していた。
まき「はーい!頼んでおくー!」
なみ「ゴホッゴホッ、、、」
時折、変な咳をしている私を、目を細めながら大輔が見てくる。
さな「そうだ。さっきからなみが咳してるし、大輔、医者なんでしょー?なみの事見てあげてよ〜」
半分酔ってるさなが、笑いながらそんなことを買ってくる。
そんなこと言わなくても、大輔はすでに医者モードなんだよ…。って、思う私。
大輔「ははは。いいよいいよ!こっちおいでよ!なみ〜」
と、両手を広げて、ニコニコしながら呼ばれたが、、、
なみ「平気だってば!それよりさ〜、担任の山田先生何してるんかなー?」
すぐに話題を変える私。
その後も、何回か咳が止まらず、トイレに逃げ込んだりしてたら、同窓会が終わった。
居酒屋の前で、みんなバイバイ〜ってして、そのまま電車で帰るか、と思い歩き出すと、
急に腕を掴まれた。
大輔「おい。お前は俺が送って行くから」
みんな「おおお!!」
みんなから、なんか言われてた気がしたがそんなのはもう耳に入らなかった。
とぼとぼ駐車場まで、無言で歩いて行くと、そこには、医者が乗ってそうな、外車があった。
大輔「はい。乗って。」
少し怒った口調で言ってきた。
なみ「....」
私は無言で助手席に乗った。
大輔はエンジンをかけ、車を走らせた。
しばらく走ると…
なみ「ねえ、そっち私の家の方じゃ無いんだけども…ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
大輔「少し寄り道。」
そう言って、着いた先は、見覚えのある病院。
なみ「行かないから。」
大輔「同窓会行きたかったから、体調悪くても定期検診サボったんだろ。そんくらいお見通しだ。」
なみ「違うもん…」
聞こえるか聞こえないかくらいの声でボソッといった。
大輔「いいから、早く降りて。」
大輔が助手席のドアを開けると、私は何も言わずに車から飛び出て走り出した。
久々に走る風が気持ちよかったが、そう長くは続かなかった。
なみ「はぁはぁ…。ゴホッゴホッ…ゴホッゴホッ..........ここまでか。。。」
楽しかったな…私の人生。最後にみんなに会いたくて、最後の力振り絞って行ったら、みんなと別れたくなくなっちゃったよ…
もう少し、、、生きていたかったな…
なんて思っていたら、目の前が真っ白になった。
大輔「はぁ、はぁ、はぁ、、、、あいつどこ行ったんだよ。。。あ!!
薬どこだよ。え、、、、こいつ、薬持ってきてないのか?」
息を切らして走ってきた大輔がなみを見つけ薬を探すが薬は見つからなかった。
病院から、そう遠くないため、なみ抱えて病院まで運んだ。
大輔「急患だ。喘息発作で意識はない。心臓病もある!挿管するか。瀬野先生にも連絡して!」
テキパキと、治療が始まり、なみの足、腕に点滴を入れる。