蒼春
花火が終わり、再び蓮と徳島先輩と合流した。
2人は河川敷で近くから花火を見たらしい。周りに人も結構いて、カップルで来てる人も多かったみたいだ。
『乃蒼ちゃんはどうだったの?』
声を潜めて、徳島先輩が尋ねてきた。
『た、楽しかったです!』
『おー、よかった!何かあったりした?』
何か…?
するとさっきまでの記憶が一気にフラッシュバックする。
思わず顔が赤くなってしまった。
『ふふっ、その様子だと蒼生も頑張ったんだね』
『な、なんにもなかったですー!』
『照れない照れない』
『そう言う先輩はどうだったんですか?』
『え、私?!な、何もなかったよ?』
…そんな頬を緩ませて言っても、バレバレです先輩っ!
『見てましたよ?楽しそうでしたね?』
『えっ!見られてたの!?超恥ずかしい//』
もちろん嘘だけど、先輩の反応からして大体の想像はつく。
そして私たちは帰路についた。
実は毎年、家族で手持ち花火を楽しむので徳島先輩と一ノ瀬先輩を連れて家に帰る。
4人で花火を見れなかった分、ここで一緒にみようと思う。…規模はだいぶ小さいけれど。
「乃蒼!バケツに水汲んできてー。」
『はーい。』
蓮に指示され、バケツを持って川の方に向かう。
毎年、水を汲むのは私の仕事なのでかなり手慣れている。
「俺も行くわ。一人で夜道は危ない。」
「じゃあよろしくなー、蒼生ー。」
と言うことで2人で水を汲みに行くことになった。
2人は河川敷で近くから花火を見たらしい。周りに人も結構いて、カップルで来てる人も多かったみたいだ。
『乃蒼ちゃんはどうだったの?』
声を潜めて、徳島先輩が尋ねてきた。
『た、楽しかったです!』
『おー、よかった!何かあったりした?』
何か…?
するとさっきまでの記憶が一気にフラッシュバックする。
思わず顔が赤くなってしまった。
『ふふっ、その様子だと蒼生も頑張ったんだね』
『な、なんにもなかったですー!』
『照れない照れない』
『そう言う先輩はどうだったんですか?』
『え、私?!な、何もなかったよ?』
…そんな頬を緩ませて言っても、バレバレです先輩っ!
『見てましたよ?楽しそうでしたね?』
『えっ!見られてたの!?超恥ずかしい//』
もちろん嘘だけど、先輩の反応からして大体の想像はつく。
そして私たちは帰路についた。
実は毎年、家族で手持ち花火を楽しむので徳島先輩と一ノ瀬先輩を連れて家に帰る。
4人で花火を見れなかった分、ここで一緒にみようと思う。…規模はだいぶ小さいけれど。
「乃蒼!バケツに水汲んできてー。」
『はーい。』
蓮に指示され、バケツを持って川の方に向かう。
毎年、水を汲むのは私の仕事なのでかなり手慣れている。
「俺も行くわ。一人で夜道は危ない。」
「じゃあよろしくなー、蒼生ー。」
と言うことで2人で水を汲みに行くことになった。