蒼春
eighth
校庭の紅葉の葉も赤く染まり始めた10月の終わり。
いつも通り、一ノ瀬先輩とイヤホンを共有しながら帰る。
『先輩、』
「ん?どうした?」
『実は迷ってることがあって…』
「なに?言ってごらん。」
『…ピアス、開けてみたいなぁって。』
「ピアス!?」
実は、私の尊敬しているアーティストがかっこいいピアスをつけていて、私もそのピアスをつけてみたいと思ったのだ。
「親に相談した?」
『はい。』
親はもちろん、楓や雪ちゃんにも相談した。
雪ちゃんはモデルなので、すでに開いている。ちなみに同じモデルの紫音ちゃんって言う大学生の子に開けてもらったそうだ。
なので、いろんなことを教えてもらい、最終的に開けることにした。
『それで先輩に開けてもらいたくて…』
「俺でいいの?」
少し驚く先輩。
『先輩がいいです。ダメですか…?』
「いや、全然大丈夫。」
『本当ですか!?ありがとうございます!』
開けることができるのはとても嬉しいけれど、…やっぱりちょっと怖い。
「でもピアスって痛そうじゃん。乃蒼ちゃんは怖くないの?」
『……めちゃくちゃ怖いです。』
でも、先輩を困らせるわけにはいかないし。
『それくらいがんばります!』
「分かったよ。乃蒼ちゃんが言うなら…」
『よろしくお願いします。』
と言うことで一週間後の木曜日の放課後、先輩にピアスを開けてもらえることになった。
いつも通り、一ノ瀬先輩とイヤホンを共有しながら帰る。
『先輩、』
「ん?どうした?」
『実は迷ってることがあって…』
「なに?言ってごらん。」
『…ピアス、開けてみたいなぁって。』
「ピアス!?」
実は、私の尊敬しているアーティストがかっこいいピアスをつけていて、私もそのピアスをつけてみたいと思ったのだ。
「親に相談した?」
『はい。』
親はもちろん、楓や雪ちゃんにも相談した。
雪ちゃんはモデルなので、すでに開いている。ちなみに同じモデルの紫音ちゃんって言う大学生の子に開けてもらったそうだ。
なので、いろんなことを教えてもらい、最終的に開けることにした。
『それで先輩に開けてもらいたくて…』
「俺でいいの?」
少し驚く先輩。
『先輩がいいです。ダメですか…?』
「いや、全然大丈夫。」
『本当ですか!?ありがとうございます!』
開けることができるのはとても嬉しいけれど、…やっぱりちょっと怖い。
「でもピアスって痛そうじゃん。乃蒼ちゃんは怖くないの?」
『……めちゃくちゃ怖いです。』
でも、先輩を困らせるわけにはいかないし。
『それくらいがんばります!』
「分かったよ。乃蒼ちゃんが言うなら…」
『よろしくお願いします。』
と言うことで一週間後の木曜日の放課後、先輩にピアスを開けてもらえることになった。