蒼春
蒼生side
さっき廊下を通ったら乃蒼ちゃんが隣のクラスの担任と話していた。
1年生なのに2年の先生と話すんだと違和感を覚えて、何を話しているのか聞いてみる。
「君、ピアス開けたそうだね?」
…あぁ、そういうことか。
助けようと思ったけれど、乃蒼ちゃんは大丈夫そうだったのでその場を去った。
家に帰ると、いつもは俺の靴しかない玄関に女性の靴があった。
まさかと思ってリビングに行くと姉がいた。
『あ、蒼生。おかえりー。』
「なんで姉ちゃんいんの?」
『撮影場所が近くでさ、寄ってみたのよ。』
そういうことか。
姉の顔を見ていると、こんなことを思った。
「姉ちゃん、ピアス開けてくんね?」
『あれ?開けないんじゃなかったっけ?』
「…気が変わった。」
『あーね。じゃあ、そこ座って?』
乃蒼ちゃんが言ったように、あまり痛くはなかった。
「ありがとう姉ちゃん。」
『どういたしましてー。あ、時間だから行くわ。じゃ、またねー。』
「はーい。」
『次来た時は彼女ちゃんに会わせてねー。』
そう言って去ってしまった。
「…ん?」
俺、姉ちゃんに乃蒼ちゃんのことを言ったっけ…?
さっき廊下を通ったら乃蒼ちゃんが隣のクラスの担任と話していた。
1年生なのに2年の先生と話すんだと違和感を覚えて、何を話しているのか聞いてみる。
「君、ピアス開けたそうだね?」
…あぁ、そういうことか。
助けようと思ったけれど、乃蒼ちゃんは大丈夫そうだったのでその場を去った。
家に帰ると、いつもは俺の靴しかない玄関に女性の靴があった。
まさかと思ってリビングに行くと姉がいた。
『あ、蒼生。おかえりー。』
「なんで姉ちゃんいんの?」
『撮影場所が近くでさ、寄ってみたのよ。』
そういうことか。
姉の顔を見ていると、こんなことを思った。
「姉ちゃん、ピアス開けてくんね?」
『あれ?開けないんじゃなかったっけ?』
「…気が変わった。」
『あーね。じゃあ、そこ座って?』
乃蒼ちゃんが言ったように、あまり痛くはなかった。
「ありがとう姉ちゃん。」
『どういたしましてー。あ、時間だから行くわ。じゃ、またねー。』
「はーい。」
『次来た時は彼女ちゃんに会わせてねー。』
そう言って去ってしまった。
「…ん?」
俺、姉ちゃんに乃蒼ちゃんのことを言ったっけ…?