蒼春
蒼生side
俺の名前は一ノ瀬蒼生。今日から久しぶりに部活が始まる。春休み中は参加してなかったから楽しみでしょうがない。
バレーシューズを履いていると俺を呼ぶ声が聞こえた。
「おーい、蒼生!」
声のする方へ視線をあげると蓮がいた。
…なんかニヤニヤしている。いつもだけど。
「ん、どーした?」
俺が返事をすると、顔をガン見してくる。こいつ、絶対何か変なこと考えてるだろ。
「今日さ、お前のアタック見せたい人いるから、俺の次に跳んでくれない?」
見せたい人…?誰だろ。
「別にいいけど。」と答えると、蓮は上機嫌でボールを取りに行った。
まあ、どうせあそこにいる女子たちを沸かせたいんだろうな。あいつのファンってマジですごい。…あいつが近づいただけで顔真っ赤にしてる人もいたしな。
サーブ練習が終わってアタック練習になった。
俺はスパイクを打つのが得意だから、アタックを中心に練習する日は欠かさず部活に出ている。
蓮の後に続いてアタックを決める。同時に女子の歓声が聞こえてくるから、正直気が散ってしまう。
ふいに歓声のした方を向くと、ひときわ目を輝かせているやつがいた。
……元気そうだな、よかった。
俺の名前は一ノ瀬蒼生。今日から久しぶりに部活が始まる。春休み中は参加してなかったから楽しみでしょうがない。
バレーシューズを履いていると俺を呼ぶ声が聞こえた。
「おーい、蒼生!」
声のする方へ視線をあげると蓮がいた。
…なんかニヤニヤしている。いつもだけど。
「ん、どーした?」
俺が返事をすると、顔をガン見してくる。こいつ、絶対何か変なこと考えてるだろ。
「今日さ、お前のアタック見せたい人いるから、俺の次に跳んでくれない?」
見せたい人…?誰だろ。
「別にいいけど。」と答えると、蓮は上機嫌でボールを取りに行った。
まあ、どうせあそこにいる女子たちを沸かせたいんだろうな。あいつのファンってマジですごい。…あいつが近づいただけで顔真っ赤にしてる人もいたしな。
サーブ練習が終わってアタック練習になった。
俺はスパイクを打つのが得意だから、アタックを中心に練習する日は欠かさず部活に出ている。
蓮の後に続いてアタックを決める。同時に女子の歓声が聞こえてくるから、正直気が散ってしまう。
ふいに歓声のした方を向くと、ひときわ目を輝かせているやつがいた。
……元気そうだな、よかった。