婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
柔らかな舌がオディーリアの口内を蹂躙していく。甘く、激しく、レナートは攻撃の手をゆるめることはなかった。
「はっ、待って。でも……」
それでもオディーリアは必死に彼に抗った。彼女の粘り勝ちだ。レナートは手を止め、オディーリアの身体を抱き起した。露骨に不機嫌そうな顔で彼は言う。
「用件は手短に済ませろ。そう長くは待てない」
「は、はい。その……えっと……」
はいと言ったくせに、その後の言葉は一向に出てこない。レナートは小さく息を吐くと、やや乱暴にもう一度彼女の身体を押し倒した。
「後でちゃんと聞くから。今は俺に集中してろ」
彼の大きな手がオディーリアの太腿を撫でた。脇腹から胸元へと、手は少しずつ上へと向かってくる。
「が、がっかりするかも知れないです!」
甘い喘ぎを期待していたところに飛び込んできた意外な言葉に、レナートはぴたりと動きを止めた。
「がっかり? 誰がだ?」
「もちろんレナートがです!私、マイトとクロエに教えてもらって……頑張って練習してみたんですが、ちっとも上手にできなくて」
「マイトに教えてもらって、練習?……なにをだ?」
「その……こういうときのテクニックを」
「はっ、待って。でも……」
それでもオディーリアは必死に彼に抗った。彼女の粘り勝ちだ。レナートは手を止め、オディーリアの身体を抱き起した。露骨に不機嫌そうな顔で彼は言う。
「用件は手短に済ませろ。そう長くは待てない」
「は、はい。その……えっと……」
はいと言ったくせに、その後の言葉は一向に出てこない。レナートは小さく息を吐くと、やや乱暴にもう一度彼女の身体を押し倒した。
「後でちゃんと聞くから。今は俺に集中してろ」
彼の大きな手がオディーリアの太腿を撫でた。脇腹から胸元へと、手は少しずつ上へと向かってくる。
「が、がっかりするかも知れないです!」
甘い喘ぎを期待していたところに飛び込んできた意外な言葉に、レナートはぴたりと動きを止めた。
「がっかり? 誰がだ?」
「もちろんレナートがです!私、マイトとクロエに教えてもらって……頑張って練習してみたんですが、ちっとも上手にできなくて」
「マイトに教えてもらって、練習?……なにをだ?」
「その……こういうときのテクニックを」