婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
「今のは罰だ。そういう相談を他の人間にするな」
「だって、私の友達はクロエとマイトくらいしか」
会話をしながらもレナートは攻撃の手をゆるめない。オディーリアの白い首筋に吸いつき、焦らすようにやわやわとお腹を撫でた。
「俺にすればいい。教えてやるし、練習にもいくらでも付き合ってやる」
「あふっ。そ、そんなの……本人にしたら、意味がないじゃないですか」
甘い喘ぎ混じりに、オディーリアはそう訴えた。レナートに喜んで欲しいのだ。彼を失望させたくない。その一心で、恥をしのんでクロエたちに相談したのだ。
だが、レナートにその思いは通じていない。彼はまだむすりとした顔でオディーリアを見据えている。
「そもそもお前の悩みは無用な心配だ。俺がお前にがっかりすることなど未来永劫絶対にない」
レナートの唇は首筋から鎖骨へ、きつく吸われるほどにオディーリアの肌は熱を帯びていく。触れられたお腹の奥がきゅうと切なく疼く。もどかしいような、物足りないような、こんな感覚をオディーリアはこれまで味わったことなどなかった。
「だって、私の友達はクロエとマイトくらいしか」
会話をしながらもレナートは攻撃の手をゆるめない。オディーリアの白い首筋に吸いつき、焦らすようにやわやわとお腹を撫でた。
「俺にすればいい。教えてやるし、練習にもいくらでも付き合ってやる」
「あふっ。そ、そんなの……本人にしたら、意味がないじゃないですか」
甘い喘ぎ混じりに、オディーリアはそう訴えた。レナートに喜んで欲しいのだ。彼を失望させたくない。その一心で、恥をしのんでクロエたちに相談したのだ。
だが、レナートにその思いは通じていない。彼はまだむすりとした顔でオディーリアを見据えている。
「そもそもお前の悩みは無用な心配だ。俺がお前にがっかりすることなど未来永劫絶対にない」
レナートの唇は首筋から鎖骨へ、きつく吸われるほどにオディーリアの肌は熱を帯びていく。触れられたお腹の奥がきゅうと切なく疼く。もどかしいような、物足りないような、こんな感覚をオディーリアはこれまで味わったことなどなかった。