婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
ついばむようなキスは繰り返すうちに、どんどん深く甘くなっていく。オディーリアの唇からは切なげな喘ぎが漏れる。レナートの大きな手がオディーリアのお腹を撫でまわす。くすぐったいような、もどかしいような感覚にオディーリアは悶えた。レナートの指先がオディーリアの胸の先端をとらえると、彼女の上半身は大きくしなった。レナートの攻撃は少しも止まず、オディーリアは息も絶え絶えに彼に訴えた。
「もっ、ダメです。こんなときだし……」
ここは戦場のど真ん中だ。イリムをとらえ、ナルエフの勝利で戦は終結しているもののレナートにはまだまだやるべき仕事が残っているだろう。
「俺の部下は優秀だからなんの問題もない」
「で、でもっ」
「戦場の女神は、死ぬ気で戦った将軍にこれくらいの褒美も与えてくれないのか」
にやりと唇の端を持ち上げたレナートは、オディーリアの服をするりと肩から滑り落とすと華奢な鎖骨に舌を這わせた。オディーリアはぞくぞくと押し寄せる快感に必死で耐えている。でも、彼の唇が敏感なそこを優しく食んだとき、抗えずに声をあげてしまった。
「ひゃあ」
レナートは満足そうにペロリと唇を舐める。その仕草がどうにも色っぽく、オディーリアは自身の敗北を認めた。
「止めたくない。そう思ってるのは、俺だけじゃないだろう」
「もうっ」
オディーリアは彼の首筋に腕を回すことで、質問に答えた。もうレナートは止まらなかった。優しく、深く、激しく、オディーリアの全身を愛撫し、潤んだ身体を一気に貫いた。湿った水音と淫らな吐息だけが、天幕に響き続ける。
「もっ、ダメです。こんなときだし……」
ここは戦場のど真ん中だ。イリムをとらえ、ナルエフの勝利で戦は終結しているもののレナートにはまだまだやるべき仕事が残っているだろう。
「俺の部下は優秀だからなんの問題もない」
「で、でもっ」
「戦場の女神は、死ぬ気で戦った将軍にこれくらいの褒美も与えてくれないのか」
にやりと唇の端を持ち上げたレナートは、オディーリアの服をするりと肩から滑り落とすと華奢な鎖骨に舌を這わせた。オディーリアはぞくぞくと押し寄せる快感に必死で耐えている。でも、彼の唇が敏感なそこを優しく食んだとき、抗えずに声をあげてしまった。
「ひゃあ」
レナートは満足そうにペロリと唇を舐める。その仕草がどうにも色っぽく、オディーリアは自身の敗北を認めた。
「止めたくない。そう思ってるのは、俺だけじゃないだろう」
「もうっ」
オディーリアは彼の首筋に腕を回すことで、質問に答えた。もうレナートは止まらなかった。優しく、深く、激しく、オディーリアの全身を愛撫し、潤んだ身体を一気に貫いた。湿った水音と淫らな吐息だけが、天幕に響き続ける。