婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
マイトは目を見開く。オディーリアは間髪いれずに否定した。
「違います!」
「そう? なら、よかった~。ちょっと僕、立場的に相談にのりづらいもんね」
「じゃ、なんなのよ? オデちゃんの悩み事って」
クロエが急かす。
「その……クロエが前に言ってた……って話を」
「えぇ?なに、もっと大きな声で!」
「テ、テクニックを、教えてください!」
三人の間に、しばしの沈黙が流れた。
「えっ、あぁ! 床上手の話ね」
クロエはぽんと手を打った。オディーリアはこくこくとうなずいた。
「私、そういうことに自信がなくて……あんまりにもがっかりさせたらと思うと不安で」
オディーリアは正直に打ち明けた。イリムとは婚約者という関係ではあったが、お互いに愛情はなく、そんな雰囲気になることは一切なかった。
「なるほど、なるほど。話は理解したわ! でもアドバイスしてあげたくても、私も嫁入り前の乙女だからね~。ここは、経験豊富なマイトに聞くのがいいかも」
話を振られたマイトは別の方向に驚いているようだった。
「違います!」
「そう? なら、よかった~。ちょっと僕、立場的に相談にのりづらいもんね」
「じゃ、なんなのよ? オデちゃんの悩み事って」
クロエが急かす。
「その……クロエが前に言ってた……って話を」
「えぇ?なに、もっと大きな声で!」
「テ、テクニックを、教えてください!」
三人の間に、しばしの沈黙が流れた。
「えっ、あぁ! 床上手の話ね」
クロエはぽんと手を打った。オディーリアはこくこくとうなずいた。
「私、そういうことに自信がなくて……あんまりにもがっかりさせたらと思うと不安で」
オディーリアは正直に打ち明けた。イリムとは婚約者という関係ではあったが、お互いに愛情はなく、そんな雰囲気になることは一切なかった。
「なるほど、なるほど。話は理解したわ! でもアドバイスしてあげたくても、私も嫁入り前の乙女だからね~。ここは、経験豊富なマイトに聞くのがいいかも」
話を振られたマイトは別の方向に驚いているようだった。