ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
「中途採用で今日からこの部に配属になった松田大雅君だ、皆んなでフォローしてやってくれ、新人教育は……水野、お前に任せる」
「ええ!? 私ですか!?」
「ああ、頼むぞ」
「……分かりました」
なんて面倒……いや、大変な役割を任されてしまった。
でも島田部長の頼みだ……断れる訳がない。任された仕事をこなすのみ。
「じゃ、じゃあ松田君、水野真紀です、これから指導していくので分からないことがあればどんどん聞いてくださいね」
「はい、水野さん宜しくお願いします」
松田の声は低音だが濁りのない聞きやすい声だった。
「じゃあまず松田君のデスクは……」
ど、何処なんだろうと島田部長に視線をずらすと、
"お前の隣だ"と口パクで伝えてくる。
確かに私の隣のデスクはずっと空席のままだったので納得だ。
「あ、私の隣のデスクを使って下さい。
まずは一通りデスクを綺麗にしちゃって」
「分かりました」
松田はニコリと笑みを浮かべデスクに荷物を並べ始めた。
私は素直に言う事を聞く良い子だな、と率直に思った。
「ええ!? 私ですか!?」
「ああ、頼むぞ」
「……分かりました」
なんて面倒……いや、大変な役割を任されてしまった。
でも島田部長の頼みだ……断れる訳がない。任された仕事をこなすのみ。
「じゃ、じゃあ松田君、水野真紀です、これから指導していくので分からないことがあればどんどん聞いてくださいね」
「はい、水野さん宜しくお願いします」
松田の声は低音だが濁りのない聞きやすい声だった。
「じゃあまず松田君のデスクは……」
ど、何処なんだろうと島田部長に視線をずらすと、
"お前の隣だ"と口パクで伝えてくる。
確かに私の隣のデスクはずっと空席のままだったので納得だ。
「あ、私の隣のデスクを使って下さい。
まずは一通りデスクを綺麗にしちゃって」
「分かりました」
松田はニコリと笑みを浮かべデスクに荷物を並べ始めた。
私は素直に言う事を聞く良い子だな、と率直に思った。