ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
電車内は夜遅い事もあって空いていた。
それでも座らず、手を離さず、お互い無言で電車に揺られた。
「……じゃあ着いたから、また明日」
「ここまで来たんで家まで送りますよ」
「家!? いいわよ! 言っとくけど入れないわよ!」
「んな事分かってますよ、酔ってる水野さんを放っておく訳にはいかないですからね」
「よ、酔ってないわよ!」
「はいはい、家まで案内してくださいね」
あーだこーだ言い合いながら
結局松田に押し切られて家まで送ってもらってしまった。
「家着いたから……わざわざ送ってもらってありがとう」
「女の人に一人で帰らせる方があり得ないですよ」
「本当に口が上手いわよね、じゃあまた明日……手を離して下さい」
「あ、すっかり忘れてました、後、一個忘れ物がありました」
「ん? ……んんっ!!」
やられた。
私はやはり隙だらけなのだろうか。
一瞬でまだ松田に唇を奪われた。
けれど私は自然と松田の唇を受け入れていた。
お互いにお酒が入っているからかこの前よりも唇も舌も息も熱い。
松田の息をする声が間近でよく聞こえる。
その声がとてつもなく色っぽくてドクンと心臓が跳ねた。
どんどん熱くなる身体と比例して頭もクラクラしてきた。
それでも座らず、手を離さず、お互い無言で電車に揺られた。
「……じゃあ着いたから、また明日」
「ここまで来たんで家まで送りますよ」
「家!? いいわよ! 言っとくけど入れないわよ!」
「んな事分かってますよ、酔ってる水野さんを放っておく訳にはいかないですからね」
「よ、酔ってないわよ!」
「はいはい、家まで案内してくださいね」
あーだこーだ言い合いながら
結局松田に押し切られて家まで送ってもらってしまった。
「家着いたから……わざわざ送ってもらってありがとう」
「女の人に一人で帰らせる方があり得ないですよ」
「本当に口が上手いわよね、じゃあまた明日……手を離して下さい」
「あ、すっかり忘れてました、後、一個忘れ物がありました」
「ん? ……んんっ!!」
やられた。
私はやはり隙だらけなのだろうか。
一瞬でまだ松田に唇を奪われた。
けれど私は自然と松田の唇を受け入れていた。
お互いにお酒が入っているからかこの前よりも唇も舌も息も熱い。
松田の息をする声が間近でよく聞こえる。
その声がとてつもなく色っぽくてドクンと心臓が跳ねた。
どんどん熱くなる身体と比例して頭もクラクラしてきた。