ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。

お詫びデートです

「っつー……頭痛い、二日酔いかな」

 どんなに二日酔いでもキチンと起きる時間に目が覚める。習慣って凄い。

「水野さん、おはようございます」

「はっ!?」

 いや、あり得ない。幻覚と思いたい松田の姿が私のベットに、しかも隣に寝転んでいる。
 布団の隙間から見える松田の素肌は一体どう言う事だ。

「昨日の夜は凄かったですね」

 ニヤニヤしながら松田は私を見る。

(昨日の夜……凄かった?)

 ハッと自分の姿に顔が青ざめる。
下着しか付けていない……

「ままままま、まさか……」

 驚きと動揺が隠せない。布団をバッと奪い取り身を隠す。
 自分の身体を隠した事により松田の肌が露わになった。
 松田は紺色のボクサーパンツしか履いていなく、無駄に引き締まった身体が目に焼き付く。

「どうだと思います?」

 酔ってヤッちゃうなんて今まで一度もあり得ない。むしろ人前で酔う事が滅多にないのだ。
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