ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
サッと受け取りその場を立ち去ろうとした瞬間、グッと腕を引かれバランスを崩し、ドサっと倒れるように私は彼の腕の中にいた。
一瞬の事すぎて何も反応が出来なかった。
「あの、松田君、仕事に戻るので離してもらえるかしら?」
「……俺、水野さんが好きなんです、付き合ってください」
「はっ、え? 上司をからかうのも程々にしなさい!」
「俺本気です、あの日からずっと水野さんの事が忘れられなくて……」
更に彼のグッと抱きしめる力が強くなり身動きが取れなくなる。
自分自身男の人に抱きしめられるなんて……告白されるなんて何年ぶりだろう……
もう一生独身で仕事に生きていくと思っていた私の女の部分が少し疼く。
こんな事言われて嬉しくない訳がない。
「どうしたら信じてくれますか?」
「いや、信じる信じないの話じゃないのよ、私は松田君の事を全く知らない訳だし、ましてや今日から上司と部下の関係になるのよ? この前の喫茶店の彼女はどーしたのよ!」
「あぁ、あの人は勝手に勘違いしてただけですよ、付き合った覚えもなければ、デートもしてない。てか一切手も出してないのに水かけられたとか人生で初めてでしたよ、あんなヒステリックな女性初めて見ました」
一瞬の事すぎて何も反応が出来なかった。
「あの、松田君、仕事に戻るので離してもらえるかしら?」
「……俺、水野さんが好きなんです、付き合ってください」
「はっ、え? 上司をからかうのも程々にしなさい!」
「俺本気です、あの日からずっと水野さんの事が忘れられなくて……」
更に彼のグッと抱きしめる力が強くなり身動きが取れなくなる。
自分自身男の人に抱きしめられるなんて……告白されるなんて何年ぶりだろう……
もう一生独身で仕事に生きていくと思っていた私の女の部分が少し疼く。
こんな事言われて嬉しくない訳がない。
「どうしたら信じてくれますか?」
「いや、信じる信じないの話じゃないのよ、私は松田君の事を全く知らない訳だし、ましてや今日から上司と部下の関係になるのよ? この前の喫茶店の彼女はどーしたのよ!」
「あぁ、あの人は勝手に勘違いしてただけですよ、付き合った覚えもなければ、デートもしてない。てか一切手も出してないのに水かけられたとか人生で初めてでしたよ、あんなヒステリックな女性初めて見ました」