強面お巡りさんはギャルを愛しすぎている
(いやいや、もう寝てる人に求めるなんてダメだ)
自分を律し、手を引っ込めようとすると修一郎さんの目が開いた。驚いたのも束の間、手を引き寄せられ腰に手を回しベッドの中央へ引きずり込まれた。
「きゃっ」
目の前にはお揃いのパジャマの修一郎さんが覆いかぶさっていた。
「へ、あ、あの修一郎さん」
「そんな触り方されたら、我慢できなくなる」
「が、我慢できなくなるって……えッ?!」
言われた言葉に耳まで火照った。エッチな触り方をしたつもりはなかった。
動揺している私とは対照的に我慢できなくなると言った修一郎さんは悠然としていた。
本当にしたいと思っているのだろうか。ちょっと欲求不満になっている私に気付いて仕方なく誘ってくれたのではないのだろうか。
色々と考え込んでいると彼の硬いものが太腿に押し付けられた。どうやら本当に彼に火を点けてしまったらしい。
「で、でももう寝ないと……明日早出じゃ」
「平気だ」
そう言うと優しいキスをされ、それが合図となった。私は丁寧すぎるくらい修一郎さんに優しく愛された。
愛される幸せはとても甘美なモノだった。全身が粟立ち、蕩けていく。この甘さは修一郎さんでなければ味わえない。
大好きな修一郎さんに心も体も満たしてもらっているのに、本当の私の心は罪悪感で押しつぶされそうになっていた。