強面お巡りさんはギャルを愛しすぎている
"ぉひ±U ,3、”レ)♡ 元気U τ 」レ? SNS τ゛見ナニレナヽ⊂゛結婚Uナニσ?!"
届いたこの怪文書にも似た文章が私には読めてしまう。送り主は私が昨日帰りの電車で浮かれて自身のSNSのステータスを既婚者設定にしたのを見て連絡してきたようだ。
"久しぶり! そうなの、結婚したの! 連絡してなくてごめんね"
スマホを手に取り素早く打ち返した。設定しなければよかったと過去の浮かれていた自分を責めた。彼女らの情報網は早く、長けている。
するとものの数秒で返事が返ってきた。
"‡”ャ」レ±ーσ皆レニ言っナニらぉ祝レヽUよぅっτナょっナニカゝらょЗ♪"
「はぁああ〜?! ギャルサーに知らせた?!」
動揺のあまりにコテが首元に触れた。
「あっつッ」
急いでコテを鏡台に置き首筋を鏡で見た。白い素肌にくっきりと火傷の跡ができてしまった。最悪だ。急いで保冷剤を取りにキッチンへ向かった。