強面お巡りさんはギャルを愛しすぎている
「もしかして、高橋さん昔ギャルだったとか!」
「まさか、何を言ってるんですか榊さん。高橋さんの綺麗な白い肌を見てください。こんな綺麗な肌とご尊顔をお持ちで何故ギャルなんてするんですか。この分類は、清楚かつ可憐なクラスのアイドルですよ、アイドル!」
「あーたしかに。それに高橋さんの時代はガングロギャルが流行ってたもんね。そんなタイプじゃないよね」
「そうです! 汚らしいガングロギャルなわけありませんよっ、同じクラスに居て欲しい崇高な存在です」
キリッと目を細め羽鳥さんが熱弁すると榊さんは「そうだよな」と笑っていた。
(あ、危なかったー!)
会社での私のイメージを崩すわけにもいかない。
「あ、小鳥遊先輩。リボンずれてますよ……ってその痕……!」