強面お巡りさんはギャルを愛しすぎている

 それから、私は事あるごとに小鳥遊さんの家の前で待ち伏せをした。たまに夜勤もあるらしく外すこともあったが、今日は読みが当たり彼は早く帰って来た。

「お疲れ様」
「暑い中ここで待ってたのか」

 私はTシャツとお尻にブランドロゴのプリントが入っているサロペットを着て玄関の前にしゃがみこんでいた。

「ご飯、作ってあげるっ。一人で食べるのは寂しいでしょ?」

 スーパーの袋を見せると小鳥遊さんは無言で玄関の鍵を開け、私を受け入れてくれた。
 だけど、この家に入るのには条件があった。

 "友達になる"と言っても成人男性と未成年女子高生。さすがにただ家に入れるのはまずいと、二つの条件を出された。
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