俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う
第三章:夢の都、パリへ!
あれから数週間後、十二月初旬――。
私はCLBK一行と飛行機で、パリ中心部にほど近いシャルル・ド・ゴール空港に向かっていた。
(もう日が出てる!?)
パソコンから顔を上げると、薄暗い機内に小さな窓から太陽の光が煌々と差し込んでいた。
昨晩、日本を出発してから無我夢中で残っていた仕事に打ち込んでいたのだけれど、
どうやらもうすぐパリに着いてしまうらしい……。
とっさに横の座席にいる社長を見ると、もぞもぞと動き始めていた。
(まずい。資料がまだ完成してないっていうのに!)
「芽衣、おはよう」
「おはようございます、社長……!」
彼は体を起こし、私に爽やかに笑いかける。
すぐにCAさんを呼び出して、目覚めのコーヒーを注文していた。
(社長はよく眠れたようで……私は同行を開始するまでになんとか仕事を終わらせなくては!)
私はCLBK一行と飛行機で、パリ中心部にほど近いシャルル・ド・ゴール空港に向かっていた。
(もう日が出てる!?)
パソコンから顔を上げると、薄暗い機内に小さな窓から太陽の光が煌々と差し込んでいた。
昨晩、日本を出発してから無我夢中で残っていた仕事に打ち込んでいたのだけれど、
どうやらもうすぐパリに着いてしまうらしい……。
とっさに横の座席にいる社長を見ると、もぞもぞと動き始めていた。
(まずい。資料がまだ完成してないっていうのに!)
「芽衣、おはよう」
「おはようございます、社長……!」
彼は体を起こし、私に爽やかに笑いかける。
すぐにCAさんを呼び出して、目覚めのコーヒーを注文していた。
(社長はよく眠れたようで……私は同行を開始するまでになんとか仕事を終わらせなくては!)