俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う
そして翌日、パリ視察三日目。
「はぁ、はぁ……なんとか終わった‼」
ターンッ! とENTERキーを叩き、ぱたんとPCを閉じる。
(少しだけ寝かせて、三十分だけでもいいから……)
本来であれば社長の横にぴったりと引っ付いているけれど、現在私はベッドの上。
というのも、東京から持ち込んでいた仕事とパリでの資料作りでキャパオーバーになった私を社長が察し、一日仕事日を挟んでくれたのだった。
朝から飲まず食わずで集中したため、残っていた仕事すべて終わらせることができた。
この数日ほとんど寝てないため、ものすごい勢いで睡魔が襲ってくる。
(正直、想像していたパリ視察とは訳が違った。
ホテルと会議室の往復でタクシーやリムジンの窓から見える景色に、ささやかな幸せを感じるだけ……)
「こういうもんだよね、秘書って……辛くなるから、おやすみなさーい!」
「はぁ、はぁ……なんとか終わった‼」
ターンッ! とENTERキーを叩き、ぱたんとPCを閉じる。
(少しだけ寝かせて、三十分だけでもいいから……)
本来であれば社長の横にぴったりと引っ付いているけれど、現在私はベッドの上。
というのも、東京から持ち込んでいた仕事とパリでの資料作りでキャパオーバーになった私を社長が察し、一日仕事日を挟んでくれたのだった。
朝から飲まず食わずで集中したため、残っていた仕事すべて終わらせることができた。
この数日ほとんど寝てないため、ものすごい勢いで睡魔が襲ってくる。
(正直、想像していたパリ視察とは訳が違った。
ホテルと会議室の往復でタクシーやリムジンの窓から見える景色に、ささやかな幸せを感じるだけ……)
「こういうもんだよね、秘書って……辛くなるから、おやすみなさーい!」