俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う
ホテルに到着した途端、芽衣はドレスのまま勢いよくベッドにダイブする。
そのせいで整えていた髪は乱れ、ヒールはあちこちその辺に飛んでいった。
さっきほどまで涼し気に立ちまわっていた姿とは似ても似つかない、素の彼女の姿。
「こんなお前は、絶対に社員に見せられないな」
「絶対に無理。快だけだよ」
彼女はそう言いながらごろんと仰向けになり、近寄った俺を見る。
その表情はとても幸せに満ちていて、喜びが伝わってきた。
「なんだ、心配したのにやけに元気だな」
微笑む彼女につられて、俺も口角が緩む。
「疲れたけど、いい仕事ができてよかった。あんな格好いいシーンでうちの家具が使われて。映像はずっと残るでしょ。それに感動した人の心にも……今回の件で家具の無限の可能性を感じたんだ」
「うん、そうだな」
彼女の大きな瞳は部屋のシャンデリアに照らされて、きらきらと輝いている。
でもそれは光の反射だけじゃないだろう、きっと未来への期待。
俺は彼女に覆いかぶさり、その瞳に吸い寄せられ見惚れた。
「快? どうしたの?」
「ん? いい女になったなと思って」
「え……」
髪は乱れていて、ドレスもずれてるけれど、そんなハチャメチャな姿が愛おしくて仕方ない。
(どんな場所にいようとも自分を信じて頑張り続ける芽衣が、可愛いよ)
「ようやく芽衣のドレスを脱がせる日がきたのか。あれから四年……長かったな」
「え、快……あっ!?」
そのせいで整えていた髪は乱れ、ヒールはあちこちその辺に飛んでいった。
さっきほどまで涼し気に立ちまわっていた姿とは似ても似つかない、素の彼女の姿。
「こんなお前は、絶対に社員に見せられないな」
「絶対に無理。快だけだよ」
彼女はそう言いながらごろんと仰向けになり、近寄った俺を見る。
その表情はとても幸せに満ちていて、喜びが伝わってきた。
「なんだ、心配したのにやけに元気だな」
微笑む彼女につられて、俺も口角が緩む。
「疲れたけど、いい仕事ができてよかった。あんな格好いいシーンでうちの家具が使われて。映像はずっと残るでしょ。それに感動した人の心にも……今回の件で家具の無限の可能性を感じたんだ」
「うん、そうだな」
彼女の大きな瞳は部屋のシャンデリアに照らされて、きらきらと輝いている。
でもそれは光の反射だけじゃないだろう、きっと未来への期待。
俺は彼女に覆いかぶさり、その瞳に吸い寄せられ見惚れた。
「快? どうしたの?」
「ん? いい女になったなと思って」
「え……」
髪は乱れていて、ドレスもずれてるけれど、そんなハチャメチャな姿が愛おしくて仕方ない。
(どんな場所にいようとも自分を信じて頑張り続ける芽衣が、可愛いよ)
「ようやく芽衣のドレスを脱がせる日がきたのか。あれから四年……長かったな」
「え、快……あっ!?」