俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う
ドレスがずれ、ちょうど露になっていた片足のストッキングをずらしていく。
抵抗しようともがいた彼女を止めるために、口づけを落としながら。

「んっ、快……待って」
「待たない。随分お預けをくらってたんだ。今日は時間をかけたい」

舌先で遊ぶようにして彼女の舌を撫でると、うっすら開いていた目がとろけていく。
俺が彼女を翻弄しようと決めていたのに、そんな表情を見せられたら時間なんて関係なく思いのまま奪ってしまいそうだ。

(まぁここまで色っぽくさせたのは紛れもなく俺なのだから……いい気分だけれど)

なんとか理性を保ち素肌が露になった彼女の片足に淡いキスを落としていく。
そのたびに華奢な体が震え、ついに俺が足の親指を口に含んだ途端、彼女の背は大きく弓なりにそれた。

「あっ、ん……きたな……」
「親指が好きか? それとも人差し指?」
「……うう、中指」
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