隣の席の一条くん。
「ん〜…。それはそうかもしれないけど、ひらりがいない間にも、一条くんに話しかけにきた女子が何人もいたけど、どれも相手にしてなかったよ?」


一条くんが…女の子を無視?


一条くんのことを知らないままだったら、そんな場面もなんとなく想像がつく。


だけど、本当は話しかけたらしゃべってくれるのに、なんで一条くん…そんなこと。


わたしが不思議に思っていると、彩奈がやれやれというふうにため息をつく。
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