隣の席の一条くん。
『うん、まぁ〜ねっ。ひらりが、一条くんのことを好きって話…♪』

『ふ〜ん。そうなんだ”』


彩奈があんなこと言ったけど、一条くんは…わたしのことどう思ってるの?


わたしなんてっ――。


『なに言ってんの?あんたたち、両想いだからっ』


彩奈にああ言われてから、今まで以上に意識しまくりだし…!


いつもと同じ隣の席だけど、図書室で横並びで座ると、そこには教室の机と机の間にある隙間なんてなくて――。
< 154 / 316 >

この作品をシェア

pagetop